
こんにちは。くままるです。
日本の個別株投資を2021年8月にはじめて8ヶ月の株初心者です。
今年に入り、含み損は50-180万円くらいをウロウロしていたのですが、先週マイナス207万円という数字を目にし倒れそうになりました。
これを機にもう一度投資の怖さと向き合い、リスクを再確認。
安全資産とリスク資産のバランスを考え、自分の投資スタイルを見直しました。
初心者が陥りやすい罠とともにお伝えします。
安全資産とリスク資産
安全資産とリスク資産とは?
安全資産・・・預貯金や日本国債のように、元本割れのリスクがない資産
リスク資産・・・株式や不動産のように、元本割れをする資産
私は安全資産用はあおぞら銀行bank支店に預けています。
普通預金金利 年0.2%
出典 あおぞら銀行HP
口座開設はアプリで出来て便利ですが、混雑しているようで1か月程日にちがかかりました。
ゆうちょ銀行のATMが近くにあれば、手数料無料で入出金も出来るのでおススメです。
安全資産とリスク資産のバランス
生活防衛資金(失業や病気で働けなくなった時のために残しておくすぐ使えるお金)を除いて投資に回せるお金を安全資産とリスク資産に分けます。
投資に使えるお金を100とした時、100すべてをリスク資産である投資に回すのはとても危険です。
ではどのくらいのバランスがいいか、については正解はありません。
年齢や家族構成、性格などにより全く異なります。
とはいえ、目安は欲しいですよね。
私は以前読んだ数冊の本に書いてあった「年齢を基準にする」という考え方をひとつの参考にさせていただいています。
という考え方です。
(例)
20代 安全資産:リスク資産=20:80
40代 安全資産:リスク資産=40:60
60代 安全資産:リスク資産=60:40
若いうちは、多少多めにリスクを取っていても、取り返せる期間が長い。
年齢が上がるにつれて、仮に暴落があったとき取り返せる期間が少ないので、安全資産の割合を増やしておいた方がいいという考えに納得しました。
60代で多額の退職金を得る方は、扱いの参考にもなりそうですね。
私は30代なので、安全資産:リスク資産=70:30
30代前半ではなく後半なので、60:40とも迷ったのですが、独身であることも考慮し70:30を頭の片隅で意識していました。
ところが、思ったように株価が上がらずナンピン資金に使ったことや現金で置いておくのがもったいないと思ってしまったことが原因で、気づいたら割合が85:15くらいになっていました。
安全資産の重要性
投資をはじめると楽しくて、「現金で置いておくのもったいないな」と思ってきませんか?銀行に置いておいても増えないのであれば、株で多少マイナスになったとしても長期で見れば優待をもらって値上がりを待った方が得と思ってしまうのです。
まさに初心者が陥りやすい罠です。
今年の相場は下向きと言われていますが、仮に上昇局面であったら私はもっとリスク資産に突っ込んでいたと思います。ぞっとすると同時に今回立ち止まり、もう一度見直す機会を設けられて良かったです。
含み損が増えたことにより、安全資産の重要性を再確認したので、お伝えします。
心の平穏
長期で持つことを決めている株であってもやはり日々の値動きが気になります。
マイナス200万円なんて数字を見た日には心のモヤモヤが晴れません。
そんな時、銀行に〇〇円あるから暴落が数年続いても大丈夫と思えることは心の安定につながります。
仮に安全資産300万円、リスク資産700万円だったとします。
株価が暴落して、700万円が400万円になってしまった時、銀行に300万円あるからから安心と思えるのは実際に含み損が増えていく過程を経験しないと分からない感覚かもしれません。
投資をはじめる前に「含み損は作らない。塩漬けにしない」という本を読んでいた時、「私は含み損になったらすぐ売る。マイナス20%にもなって持っていることはありえない」と思っていました。
ところが実際やってみると売れないんです。
値動きの激しい銘柄を持っていることもあるかもしれませんが、数日で15%-20%平気で下がります。株価が上がるスピードに比べて、下がるのって本当に早いですよね。
だからこそ、安全資産は本当に大切です。
パニックになる前に一度、リスク許容度を考えてみることをお勧めします。
株がバーゲンセールの時に買える
株はシンプルで「安い時に買って、高い時に売る」というだけなのですが、これがとても難しいです。ですが、株価が暴落している時に現金での余力があれば普段あまり株価が下がらない銘柄も買えるチャンスです。底値は誰にも分らないのですが、株価を追っていると値動きがだんだんわかってきます。底値付近で買えるチャンスに現金余力があるようにしておきたいです。
いまも監視リストに入れている銘柄がたくさんあります。
ところが今、安全資産:リスク資産が85:15くらいになってしまっています。ちゃんと安全資産を確保しておかなかったので、今暴落がおきてバーゲンセールがきても現金余力がないから買うことが出来ないのです。
今後の投資スタイル
安全資産とリスク資産のバランスを意識
安全資産:リスク資産=70:30
というベースを意識していたはずなのですが、気づいたら85:15くらいになってしまっていた割合を少しずつ戻していきます。
具体的には売れた株があれば再投資したい気持ちを抑えて安全資産の置き場である銀行に戻そうと思っています。
数か月で持っている銘柄のいくつかは売れるだろうと思っているのですが、もし明日からずっと株価が下がり続けたら売れなくなってしまいます。
改めて最初から安全資産とリスク資産の割合を守っていく大切さをひしひしと感じています。もしひとつでも売却出来たら、その時どんなに上昇相場でも再投資ではなく割合を保つことをしっかり心に刻みます。
含み損は気にしない
含み損が100~200万程ありますが、(日々の値動きが大きい株を持っているため含み損も毎日大きく動きます)塩漬けにしているとは思っていません。
将来に期待しているから買っている銘柄であり、当初購入時のストーリーが崩れたわけでもありません。
また、株式投資をはじめて8ヶ月で利益を確定できた分ともらった配当金でちょうど100万円程です。200万円含み損があるけれど、利益と差し引くとマイナス100万円くらい、だからまだ大丈夫かなと思っている気持ちもあります。
安全資産をある程度確保出来ていれば、数年株価があがるまで持ち続けたいと思っています。
数年は攻めの姿勢で
株を始めたころ、出来るだけ安全そうな積み立てnisaからスタートしました。もちろん元本割れの可能性はありますが、15年以上の長期で運用すれば元本割れの可能性はある程度低くなると思ったからです。
長期的に資産を作る、老後資金を作るという場合おススメのスタイルですが、私はもっと早く資産を増やしたいという思いがあります。
ですので、積み立てnisaも続けますが、売却益を狙った株の売買ももう少し続ける予定です。
資産3,000万円超のアッパーマス層に到達するまではリスクを取ってでも攻めの姿勢でいかないと希望する生活を送れないと考えています。
独身は寂しいというのはさておき、お金に関しては圧倒的に有利です。
家族がいるとどうしてもリスクを取りにくいし、まとまったお金が必要な回数も独身者に比べると多いです。
あまりお金の勉強もせずに株の世界に飛び込みましたが、飛び込んでからは勉強は必須です。定期的に投資スタイル、バランスを見直すことも大事です。
今回、多大な含み損が今後の株式投資の方向性を考えるいいきっかけになりました。
「投資はやっぱり怖い」
「リスクを十分に理解する」
「自分の年齢や環境によってバランスを見直す機会を作る」
今後もお金に関する勉強をつづけながら、その時その時にあった投資をしていきたいと思います。
追記 この記事のつづきです。
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