先日、学校や会社が辛くて仕方がない方へ、今いる場所が辛いのであれば、もっと輝ける場所があるのではないか、という記事を書きました。
とはいえ、そんなこと言われても現実問題お金がない!会社やめたらどうしたらいいの?という方もいますよね。
でも、体が悲鳴をあげてどうしようもないなら、死を考えてしまうなら、知っておいて欲しいことがあります。
お金のことが心配で退職に踏み切れない人に知っておいて欲しいこと2点
・「自己都合」ではあるけれど、病気でしかたなくやめた人は、すぐに失業給付を受けられる可能性がある
・年齢や被保険者であった期間にもよるけれど、給付期間が延びる可能性がある
※症状は人それぞれで、最終的にはお医者さんとハローワークの方の判断になりますが、少しでもいま苦しんでいる人の参考になれば嬉しいです。
はじめに
適応障害や鬱病、その他体調によって仕事を続けられなくなった場合、失業保険が待期期間なしでもらえるのはご存知ですか?
なんとなく、失業保険は会社都合の場合はすぐにもらえるけど、自己都合の場合は、数か月の待期期間があるというのは知っている人も多いですよね。
「会社都合」というのは明確にコロナで人が不要になって解雇された、とか○○さんにいじめられたとかの理由がなければなりません。そして会社都合だと会社に認めて記載してもらわないといけないので、結構難関です。
「会社に行きたくない」
「仕事の事を考えると眠れない」
「でもお金が心配で退職なんて出来ないよ」
そんな方にお伝えしたいことを順番に見ていきましょう。
Step1.とりあえず1日休みましょう
辛くて辛くて仕方ないのであれば、1日休んじゃいましょう。
罪悪感がありますか?1日休むと仕事が更にたまっちゃいますか?嫌味を言われますか?
ですが、体調不良なのです。
こころが傷ついています。
たっぷり休ませてあげましょう。
会社に休みます電話をするのは気が重いけど、5分だけ頑張りましょう。
そしたらあとは自由です!
こころの声を聞いて、やりたいことやりましょう!!
私はこの方法で回復したことが何度かありますよ。
Step1.で少し元気を取り戻した方は、もう少し今の環境で頑張ってみますか?
忙しすぎて辛くなっちゃったけど、今の会社にもいいところはあるし、繁忙期が終われば暇になるかもと思えたら、いつもの日常に戻りましょう。
Step2.医者に行きましょう
さて、Step1.を数回繰り返してもやっぱりだめだ。
もしくは、一度は元気を取り戻したけれどまた辛くなってしまった。
仕事中に吐き気がする、など重症の場合は、お医者さんに行きましょう。
1日ではなく数週間休みたい、休職したいと思ったらその旨相談して診断書をもらいましょう。
※病院によっては「診断書は書きません」と記載のあるところもあります。本当は元気なのに診断書目的で受診するのはやめましょう。本当に体調が悪くこころの内を打ち明ければ、先生の方からなにも言わなくても書いてくれると思いますよ。
ひとつ問題なのが、精神科は一人一人にかける時間が長いからか?予約が取りにくいです。初診だと特に1週間後とかを指定されてしまうこともあるかもしれません。
いくつか電話してみて、どこも数日後しか予約が取れなければ思い切って数日休んでしまってもいいと思います。もしくは、予約だけ入れておいてそれまでは数日後の予約を支えに通勤してもいいかもしれません。
Step3.休職
さて、診断書をもらえたら会社に提出して休みましょう。
1週間なのか1か月なのか十分に休んで、元気になったらまた活動しましょう。
Step4.ハローワークへ行く
ここからが本題というかこの記事で一番伝えたいことです。
休職したけど、元気にならなかった
元気になったけどもう会社に戻りたくない
とか退職した場合ですね。
ハローワークに行くには離職票が必要です。
こちらは会社から送られてくるもので、退職日から1-2週間程かかります。
私は2週間経っても届かず、別件でハローワークに電話したところ「離職票がなくても仮で手続きできますよ」と言っていただき、仮で手続きしました。
結局翌日に離職票が届き、また離職票を持ってハローワークに行くという2度手間にはなったのですが、手続きが遅れると支給開始日もどんどん遅くなってしまうので、急いでる場合は問い合わせてみてもいいかもしれません。
仮手続きをした際に、退社の理由を聞かれたので正直に話しました。
私の場合は、「適応障害でドクターストップになってしまい・・・」といったかんじです。
そうしたら、ハローワークの方から「お医者さんに病状証明書は書いてもらえそうですか?もし書いてもらえるなら支給開始日が早くなります。」と教えていただきました。
病状証明書には、「退職日の時点で病気で働くのが困難だったこと」「そして今は働ける状態にあること」の2つを記載してもらう必要があります。ですので、Step.2で必ず病院に行っておくことがポイントです。ハローワークで診断書の提出が求められることはありませんでした。
手続きに行く前にあらかじめ病状証明書をもらっておく、ということも出来るみたいです。
私の場合は手続きの日に病状証明書をもらい後日提出に行きましたが、手続きの日を基準に処理をしていただけました。
その結果、退職日から1か月半後くらいに支給が開始され大変助かりました。
ちなみにこの場合、「自己都合退職」の中の「特定理由離職者」という扱いになります。なんらかの形で会社に報告が行くのか不安だったので聞いてみたところ「会社には連絡はいかない」とのことでした。
まとめ
最後にまとめです。
どうでしょうか。辛くてもお金のことが心配で踏み切れなかった方。
1か月半であれば貯金で生活出来ませんか?
こういう時のために、生活防衛資金として生活費の3か月~半年分くらいは用意しておけるようにあらかじめ準備をしたいですね。
また、ご家族がいらっしゃる方はまずはご家族に相談しましょう。
少しでもこころが軽くなって前向きになれますようにと願っています。
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